怒とうの不幸3連発 〜サッカー日記番外編〜

「サッカー日記、更新止まってるよ。」サッカーオフのこの時期にもかかわらず、私の日記を期待してくれている皆様の為に、番外編を執筆することにいたします。こんな内容で喜んでもらえるでしょうか?

人の不幸話しというのは、それが生死に関わる問題で無い限り、それを耳にすると結構楽しかったりする。
昔の人が取った士農工商という政策は大変良く出来ていると思う。
自分より不幸な人を見るにつけ、「自分よりまだ不幸な人がいる。」と安心し、そして頑張ろうという意欲も沸いてくるというものである。
昨年末に私のところに突然と湧いて降って来た不幸の連続(盗難、怪我)、「2度あることは3度ある」ということわざはあるものの、年も改まり、「3度目は見事に振りきった…」と思っていた私のもとにその3度目がちゃんとやって来た。

年が明け足の具合も良くなってきた私はその日、会社の帰りにフラフラと遊んでから家に戻ったのは金曜の深夜12時にもなろうという時間でありました。
イタリア紀行で自宅の鍵が盗難に遭ったのを機会にセキュリティー強化のため、メインの鍵に加え、予備の鍵を新たに設置したのはほんの数週間前。
家に着き、その予備キーをまわす。
そして、メインのキーをまわし、家に入ろうとしたその時ドアが開かない事に気づく。
「おかしい…」再度鍵をまわす。やはり開かない。連日の深夜帰宅に愛想をつかしたかみさんがドアを開けられないようにしたのか???
この寒空で一夜を過ごす事は無理と判断した私は、意を決してすでに就寝中のかみさんを起すべく家のベルを鳴らした。
ベルを鳴らすこと数回、ようやく起きてきてくれた。
「ごめ〜ん、鍵開かないんだけど…」申し訳なさそうにお願いをする私。
「ちょっと待って。」寝ぼけてはいるようだが、怒ってはなさそうだ。一安心する弱気な私。
続いて、「あれ???鍵開かないよ???」 鍵が壊れているらしい。
家の中と外にそれぞれ鍵を持った者がいながら鍵が開かない。そんなばかな話しは今まで聞いたことがない。
私は家の外に締め出され、家族は家の中に閉じ込められたのである。
救出してもらうために鍵屋を呼ぶ方法もあったが、いくらお金がかかるかもわからないこの方法より、再度夜の街へ出向くべく、遊び継続中の私の会社の同僚へ電話をかけてもらうことにした。
色々な疑問を持ちながらも同僚の元へ電話をかけるかみさん。「今どこにいますか?」から話しを切り出したせいもあり、何か夫婦間のいざこざに巻き込まれたのか?と焦る同僚。
それでも何とか事情を察し、快く私との遊びに付き合ってくれることになった。
そして私はかみさん公認にうえ堂々と夜の街へ再度繰り出すことに。
翌日、外側からでは鍵屋が何も出来なかったこともあり、鍵屋の指示のもの家の中でかみさんが頑張ること数時間、ようやく扉が開かれ、鍵屋として奮闘し疲労困ぱいのかみさんと、対照的に徹夜で疲れきった私は無事再会を果たすことが出来ました。

これが不幸の3度目で、これ以上私達の元に不幸がやって来ないことを祈りつつ…。
皆様も是非、こんな事がないよう注意してください。
また、皆様からのこんな楽しい不幸話しがあればお待ちしております。