メングラvsHSV @ベーケルベルクスタジアム

いよいよ帰国の日程も決まり、欧州サッカー観戦もファイナル3に入ってしまった。
日本への帰国対応で一杯々になってしまい、サッカーに集中出来ないこの環境に私はやや苛立ちさえ感じる。
私のサッカー日記もいよいよ佳境に入ってきた。
この日はサッカー観戦贅沢になりつつ私には高原抜きであったならば観戦することもなかったと思われるこのカード。
しかし、スタジアム周辺の道路は路上駐車の嵐。警察の取り締まりもまったくなさそうな雰囲気にメングラの市民への愛着度を改めて実感する。
試合開始1時間ほど前にスタジアムへ到着。高原目当ての日本人の姿もやはり目に付く。高原の練習風景はゲンクの鈴木よりチームにやや馴染んでいるようで安心する。
そして試合開始。2部落ちの危機にあるメングラとアウェーでのHSV。お互いボールをまったく動かすことが出来ずに少々退屈気味の試合内容。そして一度も盛り上がることなく前半終了…。
後半に入っても高原の出場する気配はない。
「ホームでこの戦い振りでは2部落ちもしょうがないなぁ」などとメングラの戦い方を観ていたそんな後半10分過ぎ、久しぶりにつかんだCKのチャンスをゴール前の混戦から強引に押し込んでやや押され気味だったメングラが先制する。あまりにドイツらしいゲームに苦笑いするしかない。
さらにその約5分後、メングラが追加点を奪う。そしてここで高原登場。
HSVサポの中央に陣取っていた高原ギャルもここぞとばかりにプラカードを掲げ場を盛り上げる。
しかし、2点をリードしたあたりから、メングラはようやくボールをサイドに動かすことが出来るようになりゲーム自体が動き出し、盛り上がる機会も増えてきた。
そんな不利な状況で出場してきた高原も徹底的なマークに合い見せ場を作ることがほとんど出来ない。
ファール狙いに来ているせいもあるのか、高原はパルマ中田に比べると良く倒される。もう少し力強いところが観たいなぁと思っていると早くも試合終了の笛が。
年間3位までのチームに与えられるCL出場のチャンスを目の前にしながら、HSVは2部降格候補のメングラに完敗。
この結果によりUEFAの切符さえ危うい状況となってしまった。
ゲームも動かない、高原も出ないそんな試合にやや消化不良になりながら帰宅することになった。
もし日本のJリーグの試合が今日の試合以下の内容であったならば観戦には耐えられないような気がしてきた。
余談になるが、あのレバークーゼンがこの日の結果いよいよ2部落ち降格圏内に突入した。
一度乱れた歯車をかみ合わせるのがいかに難しいか実感する。

あと何試合観られるかなぁ〜???

終わり。