ドイツvsオランダ@シャルケアレーナ

試合の日記の前にまずはうんちくを1つ。

そもそも私がサッカーにこれほどまでに魅了されるようになったのは、98年W杯仏大会準決勝で、後半(延長?)終了間際に相手陣地深くまで攻め込んでいたオランダチームがブラジルチームのカウンターをくらいロナウドが独走で抜け出てGKと1対1に!そこへ疾風のごとく自陣まで走りこみ背後からロナウドにスライディングタックルをくらわせ大ピンチを防いだその人、エドガー ダービッツに感動を覚えてからです。(意外とまだ歴史が新しい…)
自軍の攻撃にも必ずと言っていいほどからんでいる彼が、どうしてあの場面、しかも全員が疲れ切ってDFの誰1人として戻ることの出来なかったあの状況でピンチを救うことが出来たのか、今となっては謎の部分も多いのですが、初めて世界レベルのすごさが身にしみたシーンでありました。
前置きが長くなってしまいましたが、W杯仏大会、2000年欧州選手権、CLでもかなわなかった「彼」を生で見る機会がようやく今日、この日実現されることになりました。

この日の出発は渋滞を予測して17時45分。この日一緒に観戦の4名はオンタイムに集合場所へ。この日の試合観戦にかける皆さんの意気込みも充分伺える。
この日もY沢ドライバーが順調に現地へと車を走らせ、余裕で到着か?と思われたスタジアムの出口数キロ手前から大渋滞に。
刻一刻と試合開始時間が迫ってきて、私たちにも焦りの色が出始めて頃ようやく出口から脱出し、一路駐車場へ。
ようやく車を止めた時にはもう開始15分前。小走りにスタジアムへ向かい息を切らして席についたのはもう3分前でした。
試合前のアトラクション、選手発表に間に合わなかったのは少々悔いが残ったが、国歌斉唱に間に合っただけで良しとしよう。。
席についた私はドイツのホームでありながら、もちろん最初に彼の姿を捜す。オランダの国歌斉唱と時にスクリーンに映し出された彼の姿に感動。そしてキックオフ。
ホームでのプレーながら、前半のドイツはボールが足につかない様子。それに比べオランダはアウェー的戦いながらチャンスと見るや中盤で細かくボールをつないで確実に相手ゴールへと迫って行く戦い振りは明らかにドイツより調子が良さそう。
私のお目当ての彼も左サイドのゼンデンとのコンビネーションも良い。筋肉増強剤の使用で謹慎を受けた頃から、一時の勢いはないもののそれでも2人で止めに来たドイツ人を同時になぎ倒してしまうほどのパワーはまだまだ健在。
試合の方は20分過ぎにそのダービッツが上げたセンタリングをクライファートが上手く落とし、倒れこみながらもGKカーンの右手の先を抜けゴール!
徐々にペースを取り戻して来たドイツもFKから今期好調で久しぶりに代表復帰のボビッチがダイビングヘッドでゴールに押し込み同点。しかしドイツチーム…。30過ぎた彼を本当に来年の欧州選手権、自国でのW杯に使うつもりがあるのか…疑問。そこで前半終了。
後半オランダはクライファートに変えてハッセルバインク。この日絶不調だったマッカイーに代えてニステルローイを投入。
オランダチームのFWの層は本当に厚い。
後半に入りドイツチームがペースを握るが、「そこはシュートだろ?」といった場面でことごとくパスを出しカットされゴールには結びつかない。
逆にオランダチームの代わった2人が70分、80分と得点を重ね1−3のまま試合終了。
この日の採点ではダービッツはスタムおじさん、ボスフェルトとならび最高の評価を受けておりました。
(3点取られていながら、両チームの最高評価はドイツのGKカーンでした。何でだぁ〜!)
スタジアムからの帰り道、「ちょっとでもミスを犯すと日記に書かれそうだからなぁ」と心配をしていたY沢ドライバーでしたが卒なく駐車場の渋滞も突破し、帰国の途に着きました。運転お疲れ様でしたそして有難うございました。

家についてTVをつけるとちょうどこの日、日本で行われた日本vsアルゼンチンの長いダイジェストが放送されていた。ラッキー!
結果は0−2の敗戦。ダイジェストを見る限りではベロンにかなりやられた様子。
日本では得点はあげられていなかったものの、高原が良かったように見えました。点が取れそうな雰囲気むんむんでした。
ドイツチームではないですが、「今」のベストメンバーではあるのかも知れませんが、秋田、名良橋、中山あたりを使っているようでは4年後に???が付きそうです。

終わり。