チャンピオンズリーグ観戦

下の記事を読んで「師匠に負けずにサッカー観戦に行ってサッカー日記を書きなさい」と暗黙のプレッシャーを感じ久しぶりにサッカー観戦をしてきました。(うそ)
12月初旬。
インターネットのスポーツ欄でチャンピオンズリーグベジクタシュチェルシー戦がトルコの情勢不安により中立のドイツで開催。という記事を発見。
ドイツで開催ということはこの辺りのスタジアムで開催かもと思いながら読んでみるとゲルゼンキルヒェンで開催と書いているではないか!これはチェルシーを近所で見れるかも!?と思いとりあえずシャルケのホームページで確認してみることに。
前売りが12月4日〜 30〜50ユーロと書いていた。これは見たい!と思いREDSの半袖男A君に電話する。彼も乗り気で行くことが決定に。

12月9日。
いくらドイツにトルコ人が多いとはいえ当日券で何とか見れるだろうと2人で話をしていたが当日少し不安になりシャルケのホームページを確認する。
んん?何かこの試合の事で書いている。ドイツ語があまり得意でない筆者は辞書を引きながら読んでみる。な、な、ぬぁんと「チケット完売」と書いているではないか!がびーん!しかも「チケットを持っていない人はきても無駄ですよ」みたいな事も書いている。がびーん!×2 
すぐさま半袖男A君に電話。
Q 「今も半袖?」A「あたりまえじゃん」という会話を一応しておき、チケット完売らしいと伝えるとA君もテレビテキストでそんなようなことを書いているのを見つけていたらしい。どうする?どうする?結局ダメ元でダフ屋で買おう。高すぎたらあきらめよう。ということで行くことが決定。
仕事が終わりすぐさまシャルケスタジアムに向かう。道中トルコ国旗を車の中から出して走っている車を多数発見。道も混み出しA君はいらいらし始める。彼は本能のまま運転をしトルコ人シャイセ!と言いながら意外と早くスタジアムに到着。
この時開始1時間40分ぐらい前。ここはトルコか?というぐらいトルコ人しかいない。ましてやアジア人なんかいない。覚悟を決め筆者とA君は「チェルシーが点を入れてもチェルシーシャイセとか言いながら小さくガッツポーズしないといけないねー」という会話をしながらスタジアムに向かう。
途中の出店もすべてベジクタシュサポーター用。A君は道中「チェルシーのマフラーが欲しい」と言っていたにもかかわらずベジクタシュのマフラーを購入。
その甲斐あってかすぐさまベジクタシュサポーターが寄ってきて「フォト、フォト」と言ってなぜか見ず知らずの私たちと写真撮影。もうベジクタシュサポーターはテンション上がりまくり。
しかし私たちはチケットを持っていない現実に引き戻される。チケット売り場には当然チケットは売っていない。その辺でうろうろしていたらダフ屋のおっさんが寄ってくるだろうとたかをくくっていたがそういう人も見当たらない。
一人で歩いている人を見るとみんなダフ屋に見える。スタジアムを一周したところでチケットも買えずダフ屋も見つけられなくて帰ろうかモードになりかかっていたその時A君が「あそこに人が群がってる」と。ダフ屋のおっさんだ!
最大60ユーロまでしか出さないと決めていた私たちはみんないくらで買っているのか聞き取ろうとする。
がしかしみんなトルコ人トルコ語で会話している。わかるはずもない。もちろんA君もわかるはずもない。
私たちがダフ屋のおっさんのすぐ横に。目が合った。ドイツ語で聞くと「50ユーロ」すぐさま「ツバイマル、ビテ」即購入。
チケットを見ると通常30ユーロのチケットが50ユーロで買えた。
まぁチャンピオンズリーグが見れるのだからそれぐらいならOKと二人とも納得してスタジアムへ。

無難に中に入ることができとりあえず席を確認しに行く。
中に入るとそこはもうトルコ一色。みんなトルコ国旗を持っている。無事席を確認後時間もあるし何か食べようと店へ。
そこもドナーケバブがあったりとそこもトルコ一色。とりあえず私たちもケバブを食べる。食べているとみんな私たちが珍しいのか愛想を振り撒いてくる。
とりあえず私たちも「イルハーン!」と言っておくとみんな喜ぶ。

席に戻り開始を待つ中ずーーーーといかにもトルコ的な音楽でベジクタシュの音楽?が流れつづけてみんな歌っている。私たちも知らず知らずの間に覚えてしましA君も歌う。
A君は隣のトルコ人と会話を。
ト「どこからきたの?」
A「日本から」
ト「この試合のためにきたの?」
A「もちろん!」
といううその会話をしていたそうな。

選手がアップを始める頃にはまさにトルコホームで
チェルシーがでてくるとすごいブーイング。
トルコサポーターはみんな立ったまま見ている。
「席があるんやから座れよ」と思いながらも言えないアジア人2人。
みんな立ったままいよいよ試合開始。
ベジクタシュの知っている選手はイルハンのみ。
チェルシーはベロン、クレスポ、ムトゥは残念ながら控え。
しかしマケレレが出場。
でも最初黒人だらけでボランチもどちらも黒人。どちらもよい働きをしていたのでよくわからなった。しかしボールによく絡んでいる方がマケレレと判明。
2人でさすがといわんばかりの落ち着いたプレー。
次回REDSではマケレレをイメージして練習しようと思う。
チェルシーは無理して攻めないが効果的なカウンターを繰り返す。
ベジクタシュも押し気味で攻めるが精度にかける。
ベジクタシュのFWがイルハンの絶妙なスルーパスに抜ける。
キーパーと1対1。しかしはずす。
それから流れが変わりカウンターからハッセルバインクが決めチェルシーの1−0。
そうこうしているうちに前半終了。
結局席代50ユーロ払ったのに最後まで立って見る羽目に。
後半も同じく立って見る羽目に。

後半開始。
しかしトルコサポーターが発煙筒は炊くはトイレットペーパーを投げ込むは散々。後半開始もいったん中断され改めて開始。
しかしサポーターのマナーの悪さはどんどん悪化し私達がいた左斜め前にチェルシーサポータ−(数十名)が陣取っている場所があったのだがそこに向かって物は投げるは試合を見ずに「ファックユー、チェルシー」とずーーーと言っているありさま。
また「試合見ろよ」といえないアジア人2人。
と思えば私の隣のトルコ人のおっさんも後ろのトルコ人のおっさんもずーとひまわりの種を食べつづけている。
そうこうしているうちに後半も30分が過ぎあっチェルシーのチャンス!
横で「いてっ!!」A君を見ると頭を抑えて痛いと言っている。
チェルシーがごーーーーる。A君はいたーーーーい。
A君に何が起こったかというと後ろから5cmぐらいの何かの部品(金具)が飛んできてはげ頭にあたった模様。後ろを振り返ったが誰が投げたかなんて全くわからない。ゴールも誰が決めたかわからない。
その瞬間ベジクタシュサポは次々と帰りだす。
文句ばっかり言ってマナーが悪い上もう2点取られてだめだと思うと帰る。最悪なベジクタシュサポーター。ただ単に騒ぎたかっただけなのだろうか?
試合終了。
もう二度とトルコ人が多く来る試合は見に行くのはやめようと2人で誓いながら家路に着きました。駐車場からでるのにトルコ人のマナーの悪さにむかつきながらA君は運転していたのは言うまでもありません。

A君おつかれさまでした。そして頭をお大事に。

おわり