サッカー日記、イタリア紀行2004


今回も楽しかった、だから日記に残したい...イタリア紀行。

前回の大惨事にもめげず行ってきました、イタリア紀行。
今回はジェノバでのサンプドリアvsレッジーナパルマでのパルマvsボローニャの日本人応援ツアーでした。
今回の参加者はK部長、K安くんとその友達2名と私の計5名。
スイスが大雪ということもあり、ミラノまでの行程は私と部長が飛行機、そしてK安くん一行は夜行列車となりました。
まあ昨年のような絶対のエースドライバーがいたら車だったかもしれないけど。
というわけで全員無事ミラノ到着、レンタカーを借りる。
HERTZのおねえさんは大きいステーションワゴンと言ったのにFOADのFOCUSワゴン、後ろ3人はせまいせまい。
ドライバーK安は睡眠不足にもかかわらずいきなり運転全開、まずはOUTLETで買い物後、一路ジェノバへ。
快適なイタリアドライブで、筆者は「冬のリビエラ」を歌いたかったが、ちょっと受けがわるそうなので遠慮した。
無事ジェノバ到着、みんな「ここにカズがいたのか〜」と感動!
ちなみにカズがいたジェノアは今2部の下のほうらしい。
着くといきなり港のレストランへ直行、昼から前菜、メイン、デザート、みんな舞い上がっている。
でも前回の悪夢をしっているメンバーはしっかり自分の荷物を持ってレストランにいたのでした。
ジェノバは美しい港町、でもサッカーと食い物と買い物好きな若者は「熱海みたいですねエ」だって。
サンプドリアのファンショップで無事特等席のチケットゲット、店員にユニフォームの背中には13YANAGISAWAを入れろと勧められ、おもわずにっこり。
恥ずかしいとおもいつつやっぱり自分の名前いれてしまった..ラインパークでなら一回くらい着ようかな。
スタジアムは町から車で10分ほど、開始1時間半前にはもう車は止められない、が、そこはK安、スタジアム正面にポッカリ空いた駐車スペースにピットイン。みん
なの絶賛を浴びる。結果的には駐車禁止で34ユーロの罰金を受けるのだが。
ということで、とりあえず今回の1試合目、サンプ対レッジーナ
日本人が出なければ意味の無いようなカードだが、本当に出なかった。
先週の練習で腰を痛めたらしい柳沢はベンチにも入れず、同じく腰痛の俊輔はかろうじてベンチ。
ここまで応援に来たのになんだよ〜。
とはいうものの、以外なことに試合は大変におもしろかった。
サンプドリアはパス回しが早く、外を使ってFINISHまで持ってくので、見ていて迫力があった。
イタリア代表歴がある9のバッツアーニ、27のドニが印象に残った。
それから、観客席は7割の入りだったけど、ここのファンの応援はとにかくスゴーイ。
みんな立ちっぱなし跳ねっぱなし、応援団長は拡声機で怒鳴りっぱなし。
われわれも買ったばかりのサンプのユニをみんなで着てけっこう盛りあがった。
こんな応援もらったらオレなら腰痛でも絶対出てたと思う。(ゴメンなヤナ)
結局試合はバッツアーニの2ゴールで2−0でサンプの勝ち。
帰りの車の周りは暴走族みたいな2輪車サンプドリアファンばかり。かわいい女をみつけると車の窓からレプリカを振りまわすアホな日本人5人、でも不思議とみんな笑顔で返してくれるのよねー。イタリアはやっぱりいいな。
ホテルに帰って、みんなでワインとパスタで乾杯!

2日目、一路パルマへ。
なつかしい...そう、1年前はスーパーの袋一つで失意のチェックインしたんだっけ。
昼飯はまたもやイタリアン。パルマハムにパスタにジェラート、みんな腹一杯。
そして今回の2試合目、パルマボローニャ
移籍後に久しぶりに絶賛を浴びてる中田が古巣相手にどんな活躍を見せるのか。
ピッチに出てきてアップをする中田がわれわれの10メートル前にいる!でもどうせ無視されると思うと声をかけられなかった。
いろんな選手を呼びつけては戦略の指示、なんかもうキャプテンみたいな貫禄。
中田よ、よくそこまで成長したと日本人として結構感激しました。
パルマの元同僚に声をかけられながら和気藹々と試合開始。
しかしパルマというチームはホントに4位に君臨するチームなのか、それともムトウや中田それからアドリアーノが抜けた穴があまりに大きいのか、強引な中央突破を試みるばかりで一向にチャンスらしいチャンスがこない。
一方のボローニャシニョーリを欠きながらも前半は中田が再三いいボールを前線に出して、盛り上げてくれていました。
ただ後半はやっぱりセリエAのアウエーチームの見本のごとく無理して攻めなくなってしまった。
なんかあんまり見所ないまま0−0で試合終了。
実はサッカー観戦歴のなかで0−0ははじめて、ちょっと残念。
でも元気なヒデを90分見れたし良かった良かった。
試合後は明日仕事のある3人は夜行列車でドイツへ、きっちり休暇をとってる部長と私はまたまたイタリアンレストランで乾杯!
この3日で2キロも増えたのは私だけだろうか。

3日目、息子へのお土産を買い損ねた私は部長のナビゲータのもと一路ミラノの中心部へ。
車でミラノに入ったら迷うと解っていたけどやっぱり迷ってしまった。
おまけに雪がふりだす。
これはヤバイと速攻でカンナバロのユニを買って空港へ。
空港に近つくと大雪で飛行機なんて見えない。
やっぱりイタリア紀行はなにか起こるのか!と真剣に思った二人でした。
まあそれでも2時間遅れで無事飛行機は離陸、無事デュッセルドルフへと帰りついたのでした。

日本支部のOBには、なんだ何にも事件なかったのか、なんて言われそうだけど。
そうです、ホントに楽しいばかりの3日間でした。

おわり

(18.コレ)